名もなきライターのブログ

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元SIerのSEが予想する、7Pay事故の本当の理由

 令和も7月になり、7/11にもなってないのに7Payが事故を起こしました。セブン-イレブンは、自前主義つまり自社でシステムを内製したといわれています。ファミリーマートがなんと他社のポイントである楽天ポイントやdポイントを使えるようにしているのに対し、セブン-イレブンはすべて自前で顧客を取り込もうとしたと。

 

そこにはさまざまな思惑が絡み、もう「何をどうしたらいいかわからない」とIT業界人が嘆くほどに、ニッポンのIT業界は無茶苦茶です。では、元エンジニアで20年以上前から日本のIT業界を見続けた私と一緒に、7Pay事故の本当の理由をみていきましょう。

 

日本のIT業界はふたつある

 

前提として、日本のIT業界は、基幹系とWeb系のふたつに分類できます。たとえば、マイナンバーなどを作っているSIer系と、Webサービスを作っているWeb系です。

 

このSIer系が、今回の7Payを作ったといわれています。具体的にはデータベースの日本オラクル、SIerのNEC、コンサルのNRI。この3つがタッグを組み、タッグを組んだからこそ、7Pay事故は起こったのでしょう。

 

しかし、オラクルは外資でNRIは口を挟むだけなので、問題はNECにあったと考えられます。なぜなら、NECは大企業であり、30年まえのエンジニアが平気で昔の技術を触っている会社だからです。具体的に見てみると、COBOLが生きていたりします。COBOLなんてメインフレームでしか動かんじゃんと思われるかもしれませんが、実は彼らはミドルウェアを開発し、COBOL for Windowsなんてものが存在したりするんですよ。

 

そんなSIerは、このはてなブログでもTwitterでも、とっても嫌われています。なぜこんなことが起こるのか、それは大企業であるがゆえに、日本が解雇規制に縛られ、古いタイプの社員を解雇できないことから起こります。つまり、人材活用と称して、旧型の技術者がずーっと同じCOBOLを使い続けてるんですね。

 

それがAIに飛びついた

 

さらに、なぜ今、クレジットカードも安全で、Suicaやnanacoが盤石で、さらには偽札のリスクも少ない日本において、キャッシュレス決済が必要なのか、それを考えていきましょう。

 

当然ながら、売り手の事情が考えられます。つまり、アリペイやウィーチャットペイに代表されるように、信用決済基盤の構築を目指しているからでしょう。あけすけな表現をすれば、20%還元やおにぎりのプレゼントを通して、購買データを取得したいと考えているからです。

 

個人情報と購買データを取れれば、顧客の囲い込みや商品開発など、売上の最大化につながります。つまりは、ビッグデータに夢をみたわけです。そして、これはもう断言しきってもいいですが、ビッグデータは役に立ちません。なぜそんなものに夢をみているかというと、上記で見たようにNECを代表とする人材の活用方法として、AI人材にシフトを促しているという事情が見え隠れします。

 

つまり、日本のIT業界は、サービスの理念やテクノロジードリブンではなく、人材の墓場からゾンビエンジニアを生き返らせるため、技術が利用されているのです。

 

わかりますか、これ。COBOLをやってたような古いエンジニアを解雇できないのでAI屋にしたてあげ、人月商売で売りつけるために、AIを利用していると。別にAIじゃなくてもビッグデータじゃなくてもいいんですよ、解雇を避けるためです。

 

適当な実装が予想される

 

そして、基本的にSIerというのは、社内システムを作る会社なんですよ。インターネットにさらされることを前提としたシステムは組めない、組む力がないのです。彼らが持っているのは、期日通りに工数を運ぶ力や、適切な人材を下から引っ張ってくる手配力、外部に威張り散らす見栄っ張り力などですから、そもそもちゃんとしたソフトウェアエンジニアリングのスキルは持っていないと考えられます。

 

なぜこのようなことが起こるか、それは、ベンダーごとに違ったシステム開発メソッドを持っているからです。NECならNEC、富士通なら富士通、IBMならIBMで、社内の内製方法が決まってるんですね。外部の統一規格を持っていないのです。少なくとも、10年前はそうでしたし、今も変わってるとは思えません。

 

だから、人材が流動化しないのです。NECはNECグループを辞めたらスキルを活用できない。つまりは、何が何でもNECにしがみつくための仕様が決まっているのです。

 

 

7Pay問題は誰が悪いか

 

もう、何が悪いかわからないほどに、日本のIT業界の悪いところが表出しています。もうやめたらいいんじゃないですかね、SIer全部、つぶしたらいいじゃん。マイナンバーだってろくなものを作ってないし、その前だって住民基本台帳ネットワークとか、ろくなもの作ってないし、あれはすべて、売らんかなでコンサルがIT化しましょって吹き込んだせいです。

 

日本のお役所は、すべてネットワークでつながっていますけれども、それだってその上に何のデータも流れていないのです。つまりはシスコがルーターを売るためだけに、お役所の上の方に、LG-WAN作りましょって吹き込んだだけ。

 

あらゆる方面から狙われる、お金持ち国家・日本。IT化と称して総務省などから大金をひっぱってくるだけのビジネス。それを横展開して小売大手(ここではセブンイレブン)に夢を吹き込んで大金を引っ張るだけのビジネス。

 

最悪だと思いますか? でも商売はみんなそうですよ、高い理想なんてありゃしない。他人事じゃないんですよ、お客さんにタイコ叩いて間違った方向に進ませていませんか?

 

 (注意:すべて妄想です<(_ _)>)