名もなきライターのブログ(千葉市かず.inc)

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失職女子と私

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36歳失職女子

事務職派遣が年齢的に見つからない

貯金ゼロ、リボの借金350万円

生活保護は市の基準額を4000円上回っており受けられない

幻覚幻聴で統合失調症の入院歴あり

 

これが5年前の私です。

いまでも、病気は完治してないのですけど、生活状況はだいぶよくなりました。

 

 

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独立は背水の陣?それともゆとり?

 

先日、ツイッターで「独立をする人が増えた。しかし、背水の陣でフリーランスは正直おすすめできない。収入が数千円だとか、家族がいるのに、逃げ道無しで独立するのは危険」みたいな投稿をみかけました。一理あります。

 

そして、サイバーエージェントの藤田社長も「僕の本を読んでコネなし独立する人が多いけど、僕はたしかな営業力があって、失敗しても最低限食っていける条件で起業している」と語っています。

 

 

独立する人が増えている

 

独立する人が増えていますね。わかりますよ、就職しようと思っても、ブラック企業ばっかりですもん。違法残業、労基無視、セクハラパワハラに、子育てワンオペを暗黙的に要求する人事制度。こんな会社社会は淘汰されて当然です。

 

それに加えて、インターネット上に広告費が還流することで、ブロガーやライターといった職業が成立するようになり、Webに人口が増えれば、Web制作などのニーズも増します。よって、そこに個人が集まって、起業するのは自然な流れではないでしょうか。

 

独立のリスク

 

しかし、独立するにしても何種類かいると私は思っていて、外での勤めをやめて、キャリアを断絶してまで、Web関係職に打ち込むのは、人生のリスクを無駄に増やすような気がしています。

 

日本の人事制度は硬直しており、いったんキャリアを断絶した人に厳しく、失敗したときに前以上の待遇に戻りづらいという現状があるのです。圧倒的人手不足と雇用改革で状況は改善しつつあるものの、退路を断って独立することは、将来の選択肢を狭めるリスクがあります。

 

私が独立したとき

 

まあ、世の中の状況とか、他人のことはいいんですけど、私は独立したとき、こんな感じでした。

 

 

5年前、私は貧困女子でした。

 

正社員の職を失職し、派遣をウロウロ。

事務職の派遣はいよいよ年齢的に厳しくなり、どんどんお金はなくなり追い詰められていく。派遣で正社員にきつくあたられ、格差と貧困に悩んだ結果、言動がおかしくなり、変な幻覚と幻聴が見えるようになって、統合失調症だと診断されて入院することになりました。

 

派遣先はクビになり、生活費の借金は350万円。生活保護も受けられず、ホームレスになるしかないと覚悟したころ、クラウドソーシングを見つけたのです。2014年のことです。

 

失職女子と私

 

ちょうど同時期に、『失職女子』という本がでました。私と同じようにお金も職もなく、孤独で、ついに生活保護になったという同世代の女性の本です。

 

しかし私は、この本が嫌でたまらなかったのです。生活保護に対する意見はさておき、全部人のせいにしているところが。この作者のツイッターを見たら、全部ひとのせい。社会が悪い、他人が悪い、親が悪い、貧困が悪い。はたまた、コロッケを買うにもお金がないので変な油のものしか買えず、だから自分は体重100キロなのだと。それまで人のせい。。。

 

この作者は、いまでも生活保護を受けて、たまにどこかの媒体に寄稿しているようです。同じ状況に陥りながら、かたや生活保護の失職女子、かたやなんとか独立を軌道に乗せた私。

 

何が違ったかとういと、規則正しい生活習慣と、あたたかい心を忘れないことと、金への嗅覚と、市場原理を信じること、そして他人のせいにしない自己責任の徹底です。

 

他者へ自己責任を強制することは残酷です。しかし、私を救ってくれたのはまさにこの価値観の転換でしかなく、私が仮に、貧困層にいたころのままの他責のメンタリティだったら、ここまで仕事にならなかったのではないかと思います。

 

自分を背水の陣へと追い込むこと、否応なく陥るのと

 

冒頭の意見に関して、私も賛成です。最低限食っていける手立てを持っとかないと、精神に異常をきたしてしまうリスクがあります。

 

自分で自分を背水の陣へと追い込む人、すごいと思いますね。選択肢があるなかで、あえて独立を選ぶ時代になったのです。私は否応なく独立させられたタイプです。社会に適応して歯車としてくるくる回りたかったけれど、不器用なのと病が重くてできませんでした。

 

自己実現のため、理想のライフスタイルを得るため、独立を目的として独立する人たち。。まあ、いいんじゃないでしょうか。

 

やむにやまれず、独立

私個人の話でいうと、統合失調症で幻覚が見えて、入院しても入り口に殺し屋みたいな人が立ってるのが見えるわけですよ。そして、自分を殺そうとする幻聴が聞こえていたのです。入院してもしばらくはその症状が止まず、とても苦しかったのです。

 

退院して1年も経ってないのに、よく独立したと思います。朝日がのぼる前から身を粉にして働き、働いて働いて働きまくりました。ランサーズを見つけたとき、最初はハムスター動画をアップして100円もらって喜んでいました。

 

そして、1円の仕事を受けるようになり、仕事がどんどん来るので「これならもう社会に戻らなくて良いかもしれない」という一心で、続けてきました。

 

おすすめはできない

 

私は私のライフスタイルを広めたいとは思いません。私はいまだ、謎の幻聴に苦しみ、2度の入院歴を経て、医者もカウンセラーも「仕事はやめて生活保護を受けたほうがいいですよ」と言ってきます。

 

誰も、家から出られなくなるぐらいの幻覚幻聴体験をしたいとも思わないはずです。私はそこそこ仕事が軌道にのりましたけど、病気があるので幸せかというと、そうとはいえないような気がしています。

 

よく頑張った

 

貧困状態から、5年たったいま、元気でライターができていてほんとうにありがたいことです。自炊もはじめ、ちょっぴり元気になってきました。まずそんな状態に陥るまで、放置するなよという感じですが、なんとか失職女子の状況と決別できそうです。自分で自分を褒めましょうかね。

 

 

 

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