(元)システム・エンジニアが考える、クリエイティブ工数管理の技術

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昔、プログラマを経てシステム・エンジニアをやってたんですよ。もう10年ぐらい前の話ですけどね。決して、優秀なエンジニアではありませんでした。ただ、工程管理と工数管理の技術を学んだんですね。SIerって、はてなブログで下手につつくと炎上するので、そーっと書きますけど、その工程管理がいまのライター仕事にもいきているので、それをご紹介します。

 

 

 

 

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工数にわけて、時間で管理する

 

SEはチームにプログラマを抱えて、各プログラマに、この工程で機能をどの程度、実装できるかをまず聞きます。たとえば、この決済機能は20時間ですと答えるなら、20時間を割り振ります。他の機能は他のプログラマがフルフルでやってギリギリ(8時間×5日)と答えれば、週40時間を割り振るわけです。これが工数です。

 

そして、週に1度、進捗ミーティングを行って、工程が進んでいるかを確認します。進んでいないなら、次の時間を割り振ったり、他の手が空いた人をヘルプにつけたりします。そして、全体の進捗をみて、実装工程が進むわけです。

 

工程管理をしよう

 

私はこれを現在のライター仕事に応用していて、この案件には●時間かかる、この案件には△時間、というふうに、自分の能力から生産性を見積もるんですね。

 

そしてエクセルを使い、自分で自分の進捗を管理しています。そうすると、「前の土日は売上35,000円だから、だいたい実働は7時間。遊びにいってたから売上が低いんだな、じゃあ次の土日は時間単価の高い仕事を土日に入れよう」とか、工程のコントロールができるようになるんです。

 

見積もりの根拠にもなる

 

さらに私はこれまで4年間、書き続けてきて、いまは1時間1,000文字ぐらいなら、1日中コンスタントに仕事ができるかな、というのがわかっています。よって、1,000文字/hとなり、そこに自分のバリュー(文字単価)をかけて、1,000文字×5円で5,000円が、各工程に必要な時間単価だと見積もっているわけです。

 

すると、たとえば3,000文字のオファーがあったとき、15,000円かかりますって言えるんですよ。見積もりの根拠となるんです。

 

ライターさんとお話してると「上げられるだけ報酬をあげたい」と考えている人がとても多いんですね。見積もりに根拠がないんです。だから、やたらめったら提案して、根拠なく交渉して撃沈してしまっているのがわかります。

 

クライアントサイドから考えると、報酬って納得感が必要なんですよ。そのためにも、自分の生産性とバリューをつねに測定しておく必要があるんです。

 

単価を下げるなら、寝てたほうがよい?

 

ただ、時給で考えると、「じゃあ文字単価3円で2,000文字書いたら、時給6,000円だから、働きまくろう!」と考えるのは、ちょっと早とちりだと私は思うんですね。

 

あんまり、報酬が払えないお客さんと付き合うべきではないので、自分が設定した労働生産性(時給)を割り込むなら、寝てたほうがいいかなって思います。

 

私も昔は「ライターはクリエイティブ産業だから、時給でははかれない」って考えてたんですよ。でもそれって、ただの選民思想だったんですね。

 

工数と単金で考えることで、お客さんも納得してくれますし、「いま売上いくら?」と我が家のゼネラル・マネージャ(社長)に中間報告もできるわけです。そして社長は、その報告に基づいて、家賃を振り込んで納税資金を準備してマセラティ予算を確保して、次の買い物の計画を立てるわけです。

 

このように、我が家では生産性で管理することにして、いまのところうまくいっております。

 

システム開発では人月で考えますけど、私はそれを人時間に落とし込んで、自分で自分の工数をつねに測っています。

 

「銀の弾丸はない」というプロジェクト管理の技法はさんざん議論されているので、厳しいツッコミはご容赦願います。 

 

 

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