優しい引きこもりのみる夢とつながる社会

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「人のマインドを変えるには、情報が欠かせない」 

 

私はクラウドファンディングに参加したことがありません。お金は稼いでなんとかするべきだと思っているし、社会的な活動をしている意識がないので、お金を集めようと思ったことがないからです。でも、家入一真さんの「なめらかなお金がめぐる社会」を読んで、社会がどの方向性に向かっているのか、少しわかったような気がしました。

 

 

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とっても弱々しい本

 

それにしても家入さんという方は弱いですね、とっても弱々しくて不安定。そこが魅力なのでしょうか。すごく優しい本だと感じました。今やマジョリティ(一般人)とマイノリティ(シングルマザーや引きこもり)は同じだけいるとされるそうです。

 

この本はとっても弱々しくて、断言しているところがほぼありません。しかし、社会は必ず、「個人の自由や幸福を追求する方向へ変わっていく」とだけ断言しており、そこは自信があるところなのだろうなと。

 

個人の時代。一人ひとりをエンパワーメントしてくれるものは、つながりを通じたお金という存在と、そして他者の存在。CAMPFIREは手数料を大幅に下げてクラウドファンディング民主化し、内部留保を溜めず、還元する方向性へ。

 

そもそも“つながり“なんて必要?

 

私は毎日、パートナー(社長)とだけ口をきく生活をしています。社長がいなかったら完全なる静寂が訪れると思います。社長には友達がたくさんいるけれど、私にはいません。SNSでゆるくつながる程度でちょうどいいかな。

 

若い人たちがつながりを持ちたいという気持ち、私にはちょっとわからないですね。でも私も、わかいころはもっとつながりたかったです。でも、年をとると、なんだか人間関係がおっくうで・・・。つながりたいという欲求が薄い人というのは、いまのSNS時代、いきていけないのですかね。

 

そうなると、お金が何より生命線になってくるので、非常にあやうい。あやうい生活をしているのは自分でわかっています。

 

評価経済のマイナス側面

 

この本でも、CAMPFIREトークンといった仮想通貨や、評価経済の時代に入ることが示唆されています。しかし、仮にメルカリの評価とUberの評価が統一されてしまうと、私たちは必然的にどこにいっても「いいひと」のように振る舞うことを求められてしまう。

 

メルカリでトラブルを一度起こしてしまうと、Uberの利用をブロックされてしまう。あたかも、貨幣経済で信用情報がブラックになると他のクレジットカードが使えなくなるように。

 

これは怖いですね。良い人であることは当然なんですけど、やり直しがきなかい社会というのは、それはそれで怖い気がします。まあ、信用情報も7年程度でブラック解除されますが。

 

それにしても、phaさんも登場しますが、リバ邸にせよギークハウスにせよ、なんだかだらしない空間のような気がして、私は個人的にシェアハウスのゆるさにはついていけなさそうです。ゆるいのがだめといっているわけではなく、私個人が果てしなくだらしない生活をしてしまいそうなので。本で思想を読むだけで十分です。

 

ちょっとネガティブな感想を吐き出してしまいましたが、本そのものは結構良い読書体験でした。社会からはじき出されたと感じている人はぜひ。

 

 

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